going

2002年11月22日

頭の中が、どんより曇った日は
駅まで自転車を漕いで行くことにしている。

向かい風に頬が冷えて、赤くなる。
思い切り吸い込んだ空気で、ノドがカラカラ言う。

売店で買った烏龍茶が喉を通って、
その頃には、もう悩ましげな雲はどこかへ去って、

カラッポの私にあるのは
元気色に染まった頬と、冷えた手を熱くするペットボトルだけ。

冷えた分だけ、熱くなれる。

乾いた分だけ、潤える。



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