COLORS

2003年6月29日
大切な友たちと過ごす時間は、とても楽しくて、
極彩色のパッチワークの上で大笑い。

久しぶりに会ったあの人は、どこかすっきりした面持ちで、
一体この数ヶ月どんな日々を連ねてきたのだろう。

私は、会うのが少し怖くて、
ピンク色の香水を一吹、勇気の代わりに吹きつけた。

そんな事もつゆ知らず、
相変わらず、青空のような笑顔を向けたあの人は
やっぱり私の大好きな人。

違うのは、それが赤い恋ではなく、
太陽みたいな、温かい気持ちになったこと。
それでも、時折雨が降る。

誰かの黄色い声が、
雨雲を吹き飛ばしてくれて、
私はまた笑顔で輪に戻ってゆく。

七色のネオンが光る繁華街で、
いつかまたね、と手を振ったとき
腕の緑色のブレスレットが名残惜しそうにシャランと鳴った。

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