風のせい

2004年4月5日
土曜日の昼下がり、
どうしても会いたくなった友人にメールを送った。

どうしても、彼と映画を見たくて、
いや、違う、
どうしても、彼に会いたくって、何でもいいからメールを送った。

懐かしい、駅ビルの前でいつもと同じ格好で立つ友人。

会って3秒で流れた涙は、きっと冷たいビル風のせい。

きっと、あの子は分かっていたんだろう。
私が、少し疲れていることに。

なんかしらねぇけどよ、
みんな病んでるんだよ、おれのとこに電話かけてくる時ってさぁ。
お前もそうなのか。

そーだよぉー 

お前ほんとにしょうがねぇなぁ、一生病んでろよ。

ひどい、おなか減った。御飯食べよう。

お前、アホだな、まじで。

この会話を交わせたお蔭で、私はすっかり元気になった。
100%にごりの無い会話。

すっかり憂いの無くなった笑い声が、伊勢丹のビル風で飛ばされた。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

日記内を検索