アオノクン

2004年8月2日
青野君は部活の後輩だ

後輩といっても、上なのは会社での年次だけで
水泳の実力も、年齢も、本当は私のほうが下なのだ

本当は彼のほうが2歳年上のお兄さんだし、
街でただ会っただけだったら、
きっと立場は逆転してたはずなんだろう

だからだろう、私はいつもアオノクンに興味がある
後輩というファインダーを通したアオノと
26歳というアオノクンとを、交互に眺めてわくわくする

たぶん、人生は長さでは測れないし
たまたま順番が逆転しちゃったのは運命だという事で
とりあえずのところ、彼はこれからも私にとっては後輩なんだけれど

2年の重みは、きちんとアオノの横顔に刻まれているようで
私はたぶん、それを垣間見る度に
彼個人の事情と社会の事情のすり合わせの結果としての「今」を
ぼんやりと感じるんだろう

身体 ミスマッチ 社会

そして
ユーモラスなアオノクンの、優雅すぎる泳ぎを眺めながら
2年という差じゃなくて、
ただ単純に26年というカタマリを見ていると
ふと気づいた昼下がりのプールサイド

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