ティンカーベル

2004年11月20日
近いというのは、ひとつの素晴らしい偶然だ

私は阿佐ヶ谷に住んでいるわけではないけれど
生まれた病院も、最寄のJR駅も、阿佐ヶ谷だったりする

風邪をひいたり、ものもらいで目を腫らしたり、
その度に通った病院への道は
阿佐ヶ谷の街そのものよりも記憶に強く焼きついている

最近、友人が移り住んできたこともあり、
少し厚着をして、母親の自転車を借りて阿佐ヶ谷へいく機会が増えた

小さな静かなレストランで食事をして、
シフォンケーキを横目で見ながら駅へ戻り、
ヴィレッジヴァンガードのコーヒーを飲んで一日が終わる

少し季節外れのマフラーを巻いて、帽子をかぶって
じゃぁね、と手を振って自転車に乗って自宅へ戻る

阿佐ヶ谷の夜は小さく、ささやかに幸せだ
帰り道、星空を見上げながら、
なんとなく私はティンカーベルを思い出す

小さくて、きらきらした、そんな夜

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