ミシシッピ

2005年5月4日
この川には鰐がいるという

町の真ん中を流れるミシシッピには
そんなミステリアスな雰囲気はまったくないけれど
少し郊外にいくと、川はとんでもない存在感を現し始める

乾いた空気とまっすぐ進む道路
その両側には茶色く濁って微動だにせぬミシシッピ川

とんでもない場所だなと改めて思う
もし私がアメリカに住むことになったら
私は大地の広さと空から降りてくる凶暴な風に
きっと白旗あげて、ぽかんと立ち尽くす

だけれど私はこの町にツーリストとしてきていて
今はただ、のんびりと外輪船ナッチェス号から
ミシシッピ川をたゆたう枯れ枝なんかと悠々と眺めている

ジャズミュージアムへ行った帰りのフレンチマーケットで
母親はマルディグラカラーのおもちゃのネックレスを買った
お守りよ、と笑いながらみんなで馬鹿みたいにピカピカしたネックレスをかける

時々、びっくりするほどセンスの鋭いセレクトショップがあり
女3人できゃぁきゃぁ騒ぎながら、ドレスを物色する

なつかしい、姉がまだ大学生で私もまだ高校生で
親に庇護されるのが当たり前と思っていたあのころの旅行のよう

なつかしいなつかしい、そればかりを感じたミシシッピ旅行

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