誕生日の一週間
2006年8月27日火曜日は誕生日だった
優しい友人達からお祝いの言葉をもらいながらも
仕事と向き合っていて、お礼も怠っていた
特に予定も無かったので、気にせず仕事をしていたら
夜もほどほどに大学の友人からメールが届いた
大手町は本当に何もないね
いつも話に聞いているセブンイレブンを発見したよ
この人は、どうして大手町の話をしているのだろう
不思議に思いながら、仕事を続けていたら
少し出てこれないかと再度メールが届いた
携帯を見ると、着信もある
出れないよ、と私は不機嫌に思いながらも
どうしても、と言う(彼女にはめずらしく引きが悪い)
タイミングを見計らって、会社の外に出ると
大手町に歩いていなさそうな、ラフな格好の友人がガードレールに腰掛けていた
ごめんね、と彼女が言う
いや、こちらこそ、中々出れずごめんね、と謝り交換
これ、と言って彼女が差し出してくれたのは、
小さなケーキの箱だった
ケーキ食べたいってさっきメールで言ってたじゃん
肩の力が抜けた
大手町は何もないね、と彼女がまた言う
そうだね、夜はお茶するところすら無いよ、と私はでくのぼうのようにつまらない返事をする
じゃぁね、と彼女は帰っていった
職場に戻り、箱を開ける
どうしたの、と驚いて職場の人達が尋ねる
今日、誕生日なんです、というと
どうして早く言わないの、お昼ももっといいところで食べればよかったね、と言ってくれる
その言葉で十分
ありがとう、と言ってケーキを分けて食べる
気づくと、もう12時を過ぎて、いつも通りの夜だった
いつも通り生きていることに、少しうれしさを感じながら
優しい友人達からお祝いの言葉をもらいながらも
仕事と向き合っていて、お礼も怠っていた
特に予定も無かったので、気にせず仕事をしていたら
夜もほどほどに大学の友人からメールが届いた
大手町は本当に何もないね
いつも話に聞いているセブンイレブンを発見したよ
この人は、どうして大手町の話をしているのだろう
不思議に思いながら、仕事を続けていたら
少し出てこれないかと再度メールが届いた
携帯を見ると、着信もある
出れないよ、と私は不機嫌に思いながらも
どうしても、と言う(彼女にはめずらしく引きが悪い)
タイミングを見計らって、会社の外に出ると
大手町に歩いていなさそうな、ラフな格好の友人がガードレールに腰掛けていた
ごめんね、と彼女が言う
いや、こちらこそ、中々出れずごめんね、と謝り交換
これ、と言って彼女が差し出してくれたのは、
小さなケーキの箱だった
ケーキ食べたいってさっきメールで言ってたじゃん
肩の力が抜けた
大手町は何もないね、と彼女がまた言う
そうだね、夜はお茶するところすら無いよ、と私はでくのぼうのようにつまらない返事をする
じゃぁね、と彼女は帰っていった
職場に戻り、箱を開ける
どうしたの、と驚いて職場の人達が尋ねる
今日、誕生日なんです、というと
どうして早く言わないの、お昼ももっといいところで食べればよかったね、と言ってくれる
その言葉で十分
ありがとう、と言ってケーキを分けて食べる
気づくと、もう12時を過ぎて、いつも通りの夜だった
いつも通り生きていることに、少しうれしさを感じながら
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