今日は本店最終日であったが、所詮は部内異動に過ぎぬので
何も考えずに仕事をしていたが、
優しい室員たちは私にささやかながらきちんとした送別の時間を用意してくれていた。

会議室で私を囲み、
室長が「父親の気分だ」と言って、
次長が「ううう」と嘘泣きをして、
もう隣の室にいってしまった大好きな上司が今日も日に焼けたリスみたいな顔でニヤ二ヤと笑っている。

わたしもナハナハ笑って、格好悪い挨拶をして、来週からはパートナーとしてよろしく頼みますと頭を下げた。

来週からは30m先の関係会社に出向となる。

このメンバーは最高だったから、離れるのは悲しいけれど
いつまでも同じ場所にいると甘えが出てしまうので、ちょうど良いタイミングでの出向だったんだろう。

出向先の社長は室長の同期だが、父親というよりも、兄貴といった威勢の良い人である。

この人と共に、夢を目指すのも悪くない、と思う。

ほんとうにまいってしまう、この人たちには。

ほんとうに。

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